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資産を築いた人ほど、相続で失敗するという現実

  • info7845028
  • 14 分前
  • 読了時間: 3分

資産を築いてきた方ほど、相続については「自分なりに対策している」「専門家に任せている」と考えがちです。


しかし現実には、資産規模が大きい方ほど、相続で失敗する確率は高くなる

――これは、私たちが現場で何度も見てきた事実です。


なぜ、成功してきた人ほど相続でつまずくのか。

そこには、相続税や制度の問題ではない、もっと根深い落とし穴があります。



事業承継は万全でも、個人の相続は未完成


創業者やオーナー経営者の方の多くは、事業承継については早くから準備をされています。

後継者の選定、株式対策、役員構成、顧問との連携。ここまで整えている方も少なくありません。


一方で、ご自身個人の相続対策についてはどうでしょうか。


  • 個人資産の全体像を、正確に把握していない

  • 不動産は「昔買ったまま」になっている

  • 相続税は「その時に考えればいい」と思っている


この状態は、対策をしているようで、実は何も設計されていない状態です。



相続対策は「部分最適」では必ず破綻します


よく見かけるのが、次のようなケースです。


  • 節税目的で不動産を増やした結果、分けられず家族がもめる

  • 税金は抑えたが、管理できない不動産だけが残る

  • 遺言書はあるが、実態と合わず機能しない


これらに共通する原因は一つ。資産全体を俯瞰した設計がされていないことです。


相続は、税金だけの話ではありません。

資産の性質、流動性、家族関係、将来の時間軸まで含めた総合設計が必要です。



見えていない資産は、守ることができません


本気の相続対策は、節税商品を選ぶことから始まりません。

まず必要なのは、ご自身の資産状況を、事実と数字で直視することです。


  • 不動産はいくらで、どんな性質を持っているのか

  • 流動性は足りているのか

  • 相続が起きた瞬間、何が問題になるのか


私たちは、資産分析システム 「SIPS」 を活用し、不動産・金融資産・法人資産を含めた資産全体の可視化を行います。


ここで初めて、「守るべき資産」「整理すべき資産」が明確になります。



65歳を過ぎると、最大のリスクは「税金」ではなくなる


65歳を過ぎると、相続対策における最大のリスクは、相続税ではありません。

それは、時間です。


  • 突然の体調不良

  • 判断能力の低下

  • 認知症リスクの上昇


これらは、ある日突然やってきます。


その瞬間から、不動産の組み替えも、贈与も、家族との十分な話し合いも、事実上できなくなります。

「まだ大丈夫」という判断が、結果的に家族へすべてを丸投げする相続につながることも少なくありません。



相続は「お金」ではなく「責任」を渡す行為です


私たちが大切にしている考え方があります。


  • 相続で、家族をもめさせない

  • 相続で、優良な財産を減らさない

  • 子や孫を、将来お金で困らせない


資産を残すことは、単にお金を渡すことではありません。

どう使い、どう守り、どう引き継ぐのかという責任を渡すことです。



資産を築いた人にしかできない、最後の仕事


資産を築けた方には、もう一つの重要な役割があります。

それは、資産が原因で、家族が不幸にならないよう整えること。

これは、成功した人にしかできない仕事であり、同時に、先送りできない仕事でもあります。


今なら、まだ選択肢はあります。

今だからこそ、できることがあります。


相続対策を「しているかどうか」ではなく、本当に設計されているかどうか。


一度、真剣に向き合ってみてください。


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