親のマンションを誰が引き継ぐのか。相続でもめないために親が早めに考えておくべきこと
- 7月30日
- 読了時間: 4分
不動産は簡単に分けられない財産です。
だからこそ、子ども同士の争いを防ぐためには、親が元気なうちから準備しておくことが大切です。
子世代から増えている、親のマンション相続の相談
最近、子世代の方から相続に関するご相談をいただくことが増えています。
たとえば、親が住んでいたマンションについて、
「自分が引き継ぎたい」
「できれば自分がもらえるようにしたい」
「親や他の兄弟と、どのように話をすればいいのかわからない」
「兄弟がいる場合、どのように分けることになるのか知りたい」
このようなご相談です。
親が住んでいたマンションには、単なる不動産としての価値だけではなく、家族の思い出や、それぞれの感情も重なります。
そのため、「自分が欲しい」と思っていても、他の兄弟がいる場合は、自分の希望だけで進めることはできません。
誰が取得するのか。
売却して現金で分けるのか。
誰か一人が引き継ぐ場合、他の兄弟にはどのように調整するのか。
親は本当はどう考えているのか。
こうした点を整理しないまま話を進めてしまうと、兄弟間のトラブルにつながることがあります。
大切なのは、相続が発生してから子ども同士だけで話し合うのではなく、親が元気なうちに、親の意向を確認しながら家族で話し合っておくことです。
財産を取得したい子どもにも、それぞれの思いがある
財産を取得したいと考える子どもは、「どうしたら自分が引き継げるのか」を真剣に考えます。
しかし、同じように他の兄弟にも思いがあります。
「自分だけが親の面倒を見てきた」
「昔からこのマンションには思い入れがある」
「売却して公平に分けるべきではないか」
「不動産をもらうなら、その分現金で調整してほしい」
このように、それぞれの立場や感情が重なることで、相続は一気に難しくなります。
親が何も決めていないことが、相続トラブルの原因になる
特に問題になるのは、親が何も決めないまま相続が発生してしまうケースです。
親としては、
「子どもたちで仲良く話し合ってくれるだろう」
「うちは大きな財産があるわけではないから大丈夫」
と思っているかもしれません。
しかし、実際には不動産がひとつあるだけでも、相続トラブルになることがあります。
不動産はあるのに、税金を払う現金がない
マンションを誰か一人が引き継ぐ場合、他の相続人に対して代償金を支払う必要が出てくることもあります。
ところが、不動産はあるけれど現金がない。
この状態になると、相続税や分割のための資金を用意できず、結果として本当は残したかったマンションを売却しなければならないこともあります。
大切に守ってきた財産であっても、準備不足によって手放さざるを得なくなる。
これは決して珍しい話ではありません。
財産があるほど、早めの相続対策が必要
財産があればあるほど、早めに考える必要があります。
不動産の評価、相続税、誰が引き継ぐのか、現金とのバランス、売却した場合の価格、維持管理の負担。
これらを元気なうちから整理しておくことが大切です。
そして何より大切なのは、親が先頭に立って動くことです。
親が先頭に立たなければ、子ども同士でもめてしまう
親が何も話さないまま時間が過ぎると、子ども同士で話し合わなければならなくなります。
その時には、すでに相続が発生していて、感情的になりやすい状態です。
「なぜ自分だけが損をするのか」
「親は本当はどう考えていたのか」
「兄弟なのに信用できない」
このような気持ちが生まれてしまうと、話し合いは簡単には進みません。
最悪の場合、家族関係そのものが壊れてしまうこともあります。
相続対策は、財産だけでなく家族関係を守る準備
相続対策は、財産を守るためだけのものではありません。
家族の関係を守るための準備でもあります。
親のマンションをどうするのか。
誰が引き継ぐのか。
売却するのか、残すのか。
残すなら、他の兄弟とどう調整するのか。
税金や現金は足りるのか。
元気なうちに、家族で少しずつ話し合っておくことが大切です。
まだ先の話と思っているうちに、準備を始める
相続が起きてからでは、選択肢が限られてしまうことがあります。
だからこそ、早めの相談と準備が必要です。
ホームスターでは、不動産相続に関するご相談をお受けしています。
親のマンションをどう引き継ぐか、売却すべきか、残すべきか、家族で話し合う前の整理からサポートいたします。
「まだ相続は先の話」と思っているうちに、準備を始めることが、家族を守る一番の近道かもしれません。






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